AP Learning

Instructional Design(教育設計)

Category: 日本語記事

  • はじめまして AP Learning の酒井です。日本出身ですが、現在はカナダを拠点にインストラクショナルデザイナーとして活動しています。 インストラクショナルデザイナーって? 「学習目標に沿ったカリキュラムを設計・開発する人」と言うと少し堅いですが、要は 「学びやすい学習環境をつくる専門家」 です。例えば新入社員研修などの学習プログラムを設計するときに、学習者の背景や目的を考えながら、「知識が定着しやすい」「自信を持って取り組める」学習プログラムをデザインしていきます。 AP Learning を始めた理由 きっかけは「リスク分散」という現実的な理由でした。仕事はいつなくなるかわからない。それなら「自分の強み」である教育を、自分の意思で自由に届けてみたい。そう思ったのが始まりです。 AP Learning の理念 学びの根っこはシンプルです。私が大切にしているのは、どんな学習者に対しても: これは幼児教育でも、成人教育や企業研修でも同じです。アプローチは違っても、学習者が「できた!」と感じる瞬間こそが知識の定着につながり、学びが楽しいものになります。 今後の展望 これから少しずつ活動を広げていきながら、AP Learning を通してより多くの人に「学びの楽しさ」と「効果的な学習体験」を届けていきたいです。どうぞよろしくお願いします! おまけ:AP Learning の名前の由来 ちなみに、AP Learning の「AP」は Awesome Pawsome Learning の略です。「学びって最高!(Awesome)」で、「一歩ずつ前に進む(Pawsome)」という気持ちを込めました。あと、、、ロゴに肉球を入れたかった(笑)。ちょっと遊び心のある名前ですが、理念や取り組みは本気です。 【企業研修・ID導入等のご相談はこちら↓↓↓】 → [お問い合わせページ] → [無料カウンセリング予約ページ]

  • インストラクショナルデザイン(ID)とは、「誰もが成果を出せる学習環境をつくる専門家」です。 例えば、「新入社員用の企業研修マニュアル」があったとしましょう。それが300ページにも及ぶマニュアルで「これ読んでおいて。あとでテストするから。」と言われたら、どうでしょう。受講者はテストに怯え、内容をただ頭に詰め込むだけで終わってしまい、テストが終われば知識は現場で使われることなく抜けていってしまうでしょう。 これが ID の手にかかれば、その非効率な学習体験は「成果につながる学習環境」へと大変身です。その一例として、ADDIEに基づくインストラクショナルデザインの過程をご紹介しましょう。 まずは ADDIE の「A(Analysis)」 IDがまず行うのは、徹底したリサーチ(Analysis)です。ここはすごく重要で、ここが甘いと大けがをします(そのうちIDの落とし穴あるあるでも書いてみます)。 リサーチの段階では、「なぜそのマニュアルを読む必要があるのか?」「そもそも300ページを全て読まなければ、業務に支障が出るのか?」など、関係者と連携します。そして、「最終的に会社のビジネス成果にどう影響するか」という視点で、現時点の課題、学習の目的、達成目標などを客観的に分析して決めていきます。 次は ADDIE の「D(Design)」 そのゴールが決まれば、次は「設計(Design)」です。どうすれば学習者が最も効果的にスキルを習得できるかを検討し、内容を学習しやすい「仕組み」**へと変えていきます。 例えば、リサーチで「学習者が業務中に費やせる時間は限られている。1日10~15分が限度」という情報を得ていたとしたら、1チャプターを10分以内に収める設計をします。また、リサーチで「習得してもらいたい重要な行動」についての情報を得ていたら、その効果的な習得法として、「実際の業務に基づいた実践的なケーススタディ」を提案し、現場での意思決定力を高める学習環境を構築していくのです。 そして ADDIE の2番目の「D(Development)」 設計が固まったら、いよいよ開発(Development)です。ここでは、いきなりすべてを完成させるのではなく、「プロトタイプ(試作品)」をサクッと作り、担当者や少数のユーザーに試してもらいます。この段階で、例えばオンライン学習を提供するなら、PCだけでなくスマートフォンでもストレスなく学べるレスポンシブデザインは、学習の障壁を取り除くための設計上の義務として組み込みます。 この「試作品」の段階で、ユーザーテストやフィードバックを得て修正を繰り返すことで、大規模な手戻りを事前に防ぎます。 ついに ADDIE の「I(Implementation)」 準備が整ったら、コースの実施(Implementation)です。実施して「はぁ~終わった~」ではなく、IDの仕事はまだまだ続きます。 実際のコース提供を始めると、開発段階では想定しなかった「運用上の問題」や、「学習効果のばらつき」が生じることがあります。これこそがIDの最終ステップ評価(Evaluation)が最も重要になる瞬間です。 最後に ADDIE の「E(Evaluation)」 そこで、最初に設定した「ビジネス成果」というゴールに基づいた指標(例:業務ミスの減少率など)を継続的に計測・評価し(Evaluation)、データが示す課題に応じて学習環境をアップデートしていきます。ここでもし新たな問題が生じたら、A(Analysis) に戻ってリサーチです。 IDは一度作って終わりではなく、継続的に効果を高め続ける「改善サイクル」をつくるお仕事なのです。 まとめ このような感じで、インストラクショナルデザイン(ID)とは、勘や経験ではなく、科学と体系的なプロセスで「成果」をデザインするお仕事です。 次は、学習環境を作る際に陥りがちな「ID の落とし穴あるある」について書いてみますね。 【企業研修・ID導入等のご相談はこちら↓↓↓】 → [お問い合わせページ] → [無料カウンセリング予約ページ]